真っ赤なじゅうたん

黒岳頂上直下のウラシマツツジやクロマメノキなどの草紅葉が、じゅうたんのようです。ウラシマツツジなどは黒ずんだものや、終わりかけのものも出始めましたが、まだまだ見頃です。

写真:黒岳頂上直下 9/7

花もまだ

紅葉前線が順調に降りてきている一方で、雪解けが遅かった第二花畑上部では、いまだに開花している植物もあり、アオノツガザクラ・ヨツバシオガマ・ハクサンボウフウなどは、まだ楽しめる状態です。今後気温が下がると植物は開花を止めてしまいますので、花と紅葉を両方楽しむなら来週中くらいがいいでしょう。

写真:緑岳第二花畑上部

緑岳稜線のウラシマツツジ

緑岳の稜線ではウラシマツツジの紅葉が見頃を迎えています。若干黒ずんだ葉もあり、発色にムラはありますが、全体的に見て色づきのピークといっていいのではないでしょうか。緑岳から小泉岳にかけての西側斜面には、ウラシマツツジが多く、紅葉シーズンには花綵(はなづな)状に色づきます。稜線上のウラシマツツジの紅葉を楽しむには今週中がお勧めです。

写真:緑岳稜線から旭岳方面

緑岳も順調です

緑岳の斜面も順調に色づいています。前回(8月31日)は、緑の中にほんのり色づいた点がまばらにある印象でしたが、ほぼ1週間ぶりに訪れた今日は、赤やオレンジの点がつながって面的な広がりになってきていました。明日も最低気温が下がりそうな予報ですので、色づきが進み、南沢上部斜面(通称「タスキの紅葉」が見られる斜面)では、早ければ来週中に見頃を迎えそうです。

写真:緑岳岩塊斜面上部から高根ヶ原方面

黒岳頂上

黒岳頂上からの様子です。前回情報時は9/2、わずかな期間で色が増してきています。烏帽子岳方面も含めて、今後さらに色が付いてくると思われます。本日は、写真撮影可能場所は、ここ黒岳山頂まで・・・。その後、濃霧となってしまいましたので、石室方面は後日掲載します。が・・・雲の切れ間からやや雲の平方面が見えましたが、九合目・頂上同様に、一気に色付きが増しているようです。このまま推移すると(今後の天候次第ですが)、ピークは意外と早くなるかもしれません。

写真:黒岳頂上 赤石川方面 9/6