10月11日に高原温泉へ向かう町道が冬季通行止めに入り、大雪山の夏山シーズンは終わりを迎えます。
松浦岳(緑岳)へ向かう登山コースも道端の木々は大部分が落葉しており、今朝は登山道の法面に5cmほどに伸びた霜柱が林立していました。木道は写真のようにビッシリ霜が降りて滑りやすくなっていました。少し上って山頂下の岩塊斜面上部から高根ケ原方面を見渡すとすっかり冬枯れで、稜線を吹く風は晩秋の冷たさです。
これからの季節の山歩きには、冬用の防寒装備や積雪期の登山技術が必要になります。好天に誘われて入山し、小屋で寝ているうちに外は真っ白の雪景色というのも稀ではなく、過去には救助要請をした登山者もいました。入山の際には気象情報のチェックをしっかりして、万全の態勢で臨んでください。
写真:緑岳第二花畑 岩塊斜面上部 10月9日