ここのところの晴天で朝晩と日中との気温差が大きくなり、紅葉も進んでいるのではないかと松浦岳(緑岳)へ向かいました。
樹林帯のナナカマドは青々としたものがほとんどですが、急坂を登り切って第一花畑の台地へ出ると、色付き途上のウラジロナナカマドが迎えてくれました。足下のチングルマも色づいてきており、全体的に紅葉期に入った印象です。一方、第二花畑はチングルマの方が色づきが進んでおり、ウラジロナナカマドはまだ色づき始めの印象です。
岩塊斜面を登っていくと、足下のウラシマツツジが色づいていますが、黒ずんだものが目立ちます。遠目にみえる南沢の斜面(いわゆる「タスキの紅葉」)のウラジロナナカマドは、上部でくすんだ色のものが目立ち、所々にオレンジ色の葉が散在している状況です。
稜線では草紅葉が見頃になってきました。緑岳山頂付近では渋い褐色のイワウメや黄色のホソバウルップソウ、板垣分岐に向かって行くと、赤く色づいたウラシマツツジやヒメイワタデが、岩稜を覆っています。
写真:上左.緑岳第一花畑 上右.岩塊斜面上部 下左.板垣分岐付近のウラシマツツジ 下右.板垣分岐上から緑岳方面の展望
9月9日