非常識

三連休の中日、層雲峡もにぎやか。山もかなりの人出で賑わっていたことでしょう。そんな中かなり腹立たしい電話がありましたので皆さんにはそんな事がないよう、お知らせです。
電話の主は声の感じから40歳前後と思われる男性で愛山渓から沼の平へ登山中。電話は松仙園あたりでしょうか?
迷っていると言うわけではないようでしたが「今こんな感じの所にいるのですがどこそこへ行くのは右か左か?」とか「この辺りから沼は見えるのか?」とか「雪渓をどの方向に行ったら良いか?」とか…
地図も持たず、事前の下調べもせずの登山だったのでしょう。今日はお天気も良かったので携帯電話の通じにくい愛山渓からでも(途中切れながらも)通じましたが、「山に登りながら情報を聞こう」と思っていたのであればその姿勢には疑問が残るし、「ちょっと迷ったみたいなので電話してみた」のであっても、こちらは電話を頂いても現地の状況を把握できませんのでルートの指示など出来ません。
携帯電話に頼って、事前の準備もしないような姿勢では事故・遭難につながるのだと思います。しかも少し気軽な感じの問合せだったので(これはこちらの主観ですが)あきれるよりも腹立たしかった。
比較的気軽な日帰り登山でも、ちょっとした油断でケガをしたりする可能性のあることを心にとめて、安易な気持ちで登山はしないで下さい。
写真:7月18日白雲岳山頂より(記事との関連はありません)