時間

 氷点下16℃まで冷え込んだ昨日、窓一面に霜の結晶が付いていました。近付いて見ると、雪の結晶にとてもよく似ています。地面に降りる霜とでき方は同じで、空気中の水蒸気が窓に凍りついたものですが、もっと気温が下がったときに見られます。霜が樹の枝に付いたものは「樹霜」といって、そんな日の朝は、森全体がガラス細工のようにきらきら輝きます。
 冬はつらいだけではありません。外に出るのもためらうような寒い日は、しゅんしゅんとヤカンを乗せたストーブの傍でぼ~っと雪を眺めています。そのときばかりは時間もゆっくり流れていく感じがするのです。
 
 写真:窓の霜(室内から撮影)