観天望気

 昨日の北海道新聞に羊蹄山に現れた見事な笠雲が紹介されていましたが、今朝負けじと(?)大雪山にも美しい笠雲が現れました。ただ写真の腕前未熟なためその見事ぶりが十分に収められなく非常に残念です。
ではここで雲のかんたん解説コーナー。
 笠雲はレンズ雲という雲の一種で、山頂付近に笠のようにかかる雲です。山裾からの風に吹き上げられた湿った空気が斜面にそって上昇し、山頂付近で含まれていた水蒸気が雲粒となって現れます。富士山に笠雲がかかれば雨」ということわざがあるように悪天を告げる雲です。実際4時間も経たないうちに層雲峡に雨が降り出しました。さすが的中率80%!
 (参考文献「雲・空」山と渓谷社)