五色ヶ原の花畑

 道のりの長さも忘れるくらい。
 7月上旬まで大きな雪渓があった五色ヶ原の中腹部。今やエゾコザクラとチングルマ、エゾノツガザクラのお花畑に変身し、昨日も登山者の賞賛を一身に受けておりました。そしてそれだけではアリマセン。
 チシマザサとハイマツを抜け、五色岳の天辺が目前にせまる五色ヶ原上部では、チシマノキンバイソウが花盛期。見渡せば登山道からずっと離れた遠くにも。路もなく、人が踏み入ることもないその場所は、曇り空にも関わらず光が射したように明るい黄色の帯のようでした。

 *開花状況*
 (沼の原湿原)ワタスゲ綿毛、ツルコケモモ、ホソバノキソチドリ、ミヤマリンドウ、タチギボウシ蕾/(五色ヶ原中腹)チングルマ○~↓、エゾコザクラ○、エゾノツガザクラ↑~↓、アオノツガザクラ蕾↑、ミヤマリンドウ、トカチフウロ○、ヨツバシオガマ○/(五色ヶ原上部~山頂)チシマノキンバイソウ○、トカチフウロ○、ヨツバシオガマ↑、チングルマ↓、エゾウサギギク、ミヤマオグルマ、ハクサンボウフウ

 写真:チシマノキンバイソウ
    (五色ヶ原7/26)