エゾタヌキ

 ソレ近道だ~と林の中を突っきって行ったのがそもそもの始まりでした。大きなタワシのようなイキモノが笹藪の間を縫うように歩いています。タヌキです。人里近くに棲むタヌキ、でも実際北海道では、ウロウロ歩いているキツネは見かけてもウロウロ歩いているタヌキというのはめったに見かけません。さすが隠れ上手。
 この日のタヌキ、ぬかる雪に難儀な様子で体を左右に揺らしながら歩いています。足が短いタヌキは、沈む雪の上を歩くのは得意ではありません。完全な冬眠はしませんが、冬はあまり巣穴から出てこなくなるそうです。でも足が短いといいこともあります。地面に隠れている虫やミミズやカタツムリを上手に見つけることが出来るからです。
 雪がとけるまで、あともう少しの辛抱です。

 さてエゾタヌキから出題です。
  (1)タヌキ寝入り
  (2)タヌキのため糞
  (3)タヌキの木登り
 この中でエゾタヌキがしないことはどれでしょう?

 写真:エゾタヌキ (4/23)
  (答え・じつは全部デキマス)