大雪原生林

 今日は大雪原生林観察講座を行いました。石北峠、武華トンネル(現在新トンネルになりました)の周辺には、樹齢300年を越えるようなエゾマツや、直径1mを優に超すアカエゾマツの巨木など、原始に近い姿をとどめる針葉樹の森が広がっています。森林の国・北海道といえども、これまでの伐採や風害などにより今では原生林といわれるような森はほとんど見られなくなってしまいました。今日はその貴重な原始林の姿と、森が更新していく様子を観察することができました。
 途中、大きな切り株の上にクロエゾマツの稚樹が一斉に育っていました。しかもそれが尋常ではない混雑ぶりなのです!数えてみるとなんと35本もありました。
 森では倒木や切り株を苗床として、次世代を担う稚樹たちが育っていくのですが、このもじゃもじゃの切り株にはみんな合唱「エ~!ナニコレ!!!」 
 キニナル謎解き。エゾリスがタネを置き忘れていったのでしょうか?楽しい森の神秘です。

 写真:もじゃもじゃ!(根株更新3/11)