一瞬、目の前にふわっと白と褐色の羽毛が舞い上がり、音もなく谷間を下っていきました。エゾフクロウでした。近くに降りるともうその姿は周りの木々にとけこんでいます。とたんにシジュウカラたちが警戒しさかんに鳴き始めます。でもフクロウはしら~んぷり。眩しそうに目を閉じては、ときどきぐるりぐるりと首を回しているだけです。カラの混群は一致団結いっそうけたたましく鳴きたてます。やがてフクロウはいたたまれなくなったのか、尾根の向こうへ飛び去ってしまいました。森はまた静かになり、カラたちもいつものようにツピツピ鳴いています。てっきりカラのほうが逃げていくと思っていたのにそうではありませんでした。
本当はフクロウもみんなに見つからないように木陰や洞でゆっくり休んでいたいだけ。けれど今ではフクロウが棲めるそんな森は少なくなってしまいました。
明日は満月。ナイトトレッキングを計画しています。月明かりに浮かぶフクロウの森にゆったりと時間が流れます。
写真:エゾフクロウ(デジカメ限界でした!)
本当はフクロウもみんなに見つからないように木陰や洞でゆっくり休んでいたいだけ。けれど今ではフクロウが棲めるそんな森は少なくなってしまいました。
明日は満月。ナイトトレッキングを計画しています。月明かりに浮かぶフクロウの森にゆったりと時間が流れます。
写真:エゾフクロウ(デジカメ限界でした!)