エゾモモンガの・・・

 通い慣れた場所なのに、雪の下の笹がバネのように跳ね上がり、思うように進めません。そんな苦労をしても訪ねたのはエゾモモンガの棲む森です。夏の間は笹藪に阻まれ、到底訪ねることはできません。今回は8ヶ月ぶりの訪問です。エゾモモンガは今年もここに棲んでいるだろうか?ドキドキしながらトドマツの樹の下を探すと、糸のこぎりのような細かい齧り痕の付いた葉がたくさん落ちていました。エゾモモンガ特有の食痕です。居た居た・・・。思わず顔に笑みが浮かびます。
 積雪期はエゾモモンガの存在を知るにはうってつけの季節です。雪の上に、樹の芽やトドマツの葉が不自然なほどに沢山落ちていたら、それはエゾモモンガの食事痕かもしれません。また、樹の幹や周りに残された米粒のような彼等の糞は、白い雪の上でよく目立ちます。たとえ姿が見えなくても、痕跡を見つけただけで喜びは十分です。想像する楽しさがあるからです。

 1月から冬の観察会、スノーシュートレッキングが始まります。観察会ではこうした動物たちの痕跡も探します。皆様のご参加お待ちしております。

 写真:エゾモモンガのトドマツの食痕(層雲峡 12/16)