緑岳第2花畑

今朝の層雲峡の最低気温は0℃。麓の路草にも真っ白な霜が降りました。この冷え込みの影響で葉の離層が随分すすんだようです。袖が触れたとたん、カサコソと音を立てて葉が舞い落ちます。落葉樹たちには、来る冬に備え、身を守るために葉を落とすという目的があります。紅葉はその過程にひとつに過ぎません。それがわかっていても、名残惜しいとつい思ってしまう。
 緑岳。ガレ場のたすきは色をなくし、代わりにダケカンバの黄色が裾野に向かって広がります。花畑を縁取るナナカマドはまだ見頃で、チングルマは紅い絨毯をいっぱいに広げていました。

 写真:緑岳第2花畑のチングルマ紅葉(9/21)