樹林帯を登り花畑の台地へ出ると、そこから先は広大な一枚雪渓。第2花畑の先、エイコの沢崖付近まで、途切れなく続いています。平坦な雪渓なので滑落の心配はありませんが、同じような景色が続く為、視界が利かなくなると方向を見失いやすくなります。所々紅ガラの目印があるものの、真っ白なガスに巻かれれば、その目印さえも接近しないとわからないということもあります。
先発の登山者のトレースをただ何気なく辿るのではなく、要所において自身が地図とコンパスで確認しながら歩くということは、万が一の窮地に陥らないための基本。せっかくの地図とコンパス、「ザックの肥やし」はナシです。
登山口から花畑までの樹林帯は、3mの小さな雪渓が1箇所残るのみ。これもじきに消えそうで、特に問題はないでしょう。
【開花状況】(ガレ場下)ミヤマキンバイ○、コケモモ↑、エゾイソツツジ↑/(ガレ場)イワウメ○、ミネズオウ○、エゾオヤマノエンドウ○/(山頂)ホソバウルップソウ○、イワウメ○、ミヤマキンバイ○、エゾオヤマノエンドウ○
写真:第一花畑 7/2