栄枯盛衰

“ コマクサ平を歩いていたときのこと。足下でパタパタと動くものに気がつきました。見ると””黒山の””蟻(ツヤクロヤマアリ?)にたかられ、振りほどこうと必死にあがいているウスバキチョウ。羽はすでにかなりすり切れていて、どうみても勝ち目はなさそうです。だけど、ときには体を反転させて、蟻の攻撃から逃れようと、最後の力を振り絞っています。やがて動かなくなり、蟻のエサになるのだろうけど、それでも生きようとするその姿に熱いものを感じました。小さな小さな、だけど、素晴らしい自然のドラマでした。

 写真:ウスバキチョウにたかる蟻(7月5日 コマクサ平)”