柳も

2月もとうとう今日で最後になりました。明日からは3月。今週は急に暖かくなったおかげで、あちらこちらで柳の絹毛が目立つようになりました。ぽんぽんと膨らんだ繭玉のような絹毛を見ていると、春の序章を感じる思いがします。ちょっと気早かもしれません。
 前日に緩んだ雪原は朝の冷え込みでカチコチです。こんな日は目覚まし時計などなくてもひとりでに目が覚めてしまいます。固雪歩きが待ち遠しいのです。つぼ足でも十分。スノーシューをお守り程度に履いて自由気ままにエゾリス(ここは可愛く)になった気分で森を歩き回る気持ち良さは堪えられません。空の色がピンク色からオレンジ色へそして白々としてくるまで、お腹の虫がぐうとしつこく催促するまで、仕事の待っている家路などへどうして戻れましょうか!

写真:柳の絹毛(層雲峡 2/28)