ニホンザリガニ

森の中を散策中に、小さな川がありましたが、その中に写真の「ニホンザリガニ」がいました。約5cm程ありましたので、成体と思われます。体長が4cmになるまでは約3年、繁殖を始めるまでには5年がかかると言われています。繁殖期は春、生まれた子は既に親と同じ形で、しばらくは親につかまって過ごしますが、やがて親から離れて単独生活を始めます。かつては北日本の山地の川に多く生息していましたが(小さい頃はよく目にしていました)、現在は北海道や東北の一部のみに分布している程度になってしまいました。いまや、環境省レッドリスト「絶滅危惧2類vu」に指定されています。(絶滅の危険が増大している種)但し、この日は小さな個体も確認できましたので、まずは一安心です。

写真:ニホンザリガニ 11/15