神様トンボ?

家の中でトンボが・・・。「神様トンボがいる」と大声が・・・。よく見てみると「オツネントンボ」でした。オツネンとは越年、トンボの多くは「ヤゴ」として越冬しますが、このトンボは未熟成虫のまま越冬する大変に生命力の強いしかも数が少ないトンボです。しかし、何故「神様」なのか?昔の人はそう呼んでいたとか・・・。一説によると、北海道には生息していませんが、ハグロ(羽黒~羽が真っ黒です))トンボという種が羽をゆっくりと拡げて、また閉じるときには一気に閉めてしまう様を「手を合わせてお祈りをしている」姿に似ていたとか・・・。子供の頃「神様トンボ」と聞いた記憶がうっすらと思い出されました。このトンボ、体長は30mm~40mm、春になって成熟すると写真の色から眼も体も綺麗なブルーに変わります。このままでは息絶えてしまうと思い、物置の材木の中に放してあげました。

写真:オツネントンボ 11/15