エゾユキウサギの痕跡

昨年から長期間にわたって「エゾユキウサギ」を追っていましたが、残念ながらアップできませんでした。姿は頻繁に見つけてはいたのですが、いかんせんその逃げ足が速く中々写真には収められませんでした。そこで、今回はその痕跡を少々ご紹介します。体長は約50cm、体重は約3k、耳の長さは約10cmで日本の野生種のウサギとしては最大のものです。毛はご存知の通り、冬は真っ白、夏は全体的に褐色ですが、耳の先端部は通年を通して黒色です。足の裏には毛が密集して、「かんじき」の役目を果たしており、雪の上でも滑りにくくなっています。夜行性ですが、冬には昼間も活動します。食性は草食で、冬期間は樹皮や樹木の葉・枝などを食べています。写真は、その樹皮や笹を食べた痕跡と糞、右端はユキウサギが実際に寝ていた「穴」です。

写真:エゾユキウサギの痕跡 1/11