緑岳も紅葉スイッチが入りました。写真は、緑岳山頂下の岩塊斜面上部から撮った南沢(通称「タスキの紅葉」が見られる斜面)です。手前で紅く色づいたウラシマツツジの後方の斜面で、所々色が変わっている部分が見て取れると思います。遠目ですが、これがウラジロナナカマドで、この斜面の紅葉の主体になります。このまま順調に気温が下がり、色づきが進むと仮定すると、「タスキの」斜面で九月中旬、第一・第二花畑では下旬にかけて、高原温泉沼巡りコースで九月下旬が見頃となりそうです。ただし、去年・一昨年のように、九月に入っても高温傾向が続くようだと、見頃が後ろにずれ込む可能性もあり、紅葉前線は目の離せない状況になってきました。また、雪解けの遅れた第二花畑上部からエイコの沢ガレ場にかけては、盛りを過ぎたとはいえ、アオノツガザクラやヨツバシオガマなどの花が楽しめます。第一花畑端部には10mほどですが残雪があります。表面が硬いので、歩く時は注意してください。
写真:緑岳岩塊斜面上部から高根ヶ原方面 8/31
写真:緑岳岩塊斜面上部から高根ヶ原方面 8/31