ナナカマドの実

新緑の葉から、6月以降のお花、そして真っ赤な紅葉、締めはこれまた真っ赤な実。

一年を通して楽しむことができる「ナナカマド」。
紅葉が終わっても、まだまだたくさんの実を付けていますが、お客様から問い合わせがあるほどに今年のナナカマドの実は随分と鈴なり状態です。

色々と要因はありますが、一つは6~7月のお花の開花時期に天候が良かったこと、また降水量も少なく花粉が落ちなかったため、受粉率が高かったことが考えられます。

今年の6~7月は良い天候が続き、しかも降水量は異常なほど少ないものになっています。(気象庁統計情報)

また、実は熟しきっても腐ることはなく、雪が降っても枝上に残っていますが、これはナナカマドの未熟な実に含まれる「ソルビン酸」という成分が原因とも・・・。

いずれにしても、野鳥たちがこれを目当てにやってきています。キレンジャクやツグミなどは大群で押し寄せ、あっというまに丸裸です・・・。

写真:実なりのよいナナカマド 11/9