雲の平

雲の平の様子です。前回情報時より、草紅葉の色付きが増しています。この草紅葉は、今後まだまだ色付きが増していくと推測しています。チングルマやクロマメノキ、ミネヤナギや周辺のウラジロナナカマド、中々良い色付きとなっています。但し、どこの場所でも言えることですが、今年の天候の影響で、落葉したものや茶枯れたもの、真っ赤に染まっているものや、これから色付きそうなもの・・・。ややまだら状態になっていることは、ご承知おき下さい。

写真:雲の平周辺 9/26

黒岳石室周辺

チングルマなどの草紅葉が見頃を迎えています。周辺のナナカマド類も、ここ数日の低温で「真っ赤」なものもちらほらと・・・。但し、今年の天候は過去のデータを見ても中々ないこと・・・。今後、この紅葉がどうなっていくのか?予想が大変に難しいです。

写真:黒岳石室周辺 9/26

ポン黒岳より

ポン黒岳からの様子です。前回情報時と比較すると、草紅葉が色付いたこともありますが、やや色付きの範囲が進んだ感があります。*ホームページの中に定点観測という項目がありますが、2012ポン黒岳をご覧になって下さい。色付きの進み具合がわかります。低い気温で数日間推移した影響もありますが、今年のこの天候で、よくここまで色が付いてくれたなという印象です。

写真:ポン黒岳から 9/26

黒岳北東斜面は黄葉です

黒岳の北東斜面は、ウコンウツギなどが黄葉し斜面全体が黄色に染まりつつあります。ウラジロナナカマドの赤は、今年の天候の影響でやや弱い色付きで推移しましたが、ここにきて黄色が主役の色となってきています。七合目からは、オガラバナの赤も色付いてきており、気温が低い状態が続いたため黄葉もここにきて色付きを増してきているようです。

写真:黒岳九合目周辺 9/26

赤岳の紅葉

昨日の予想では山の上は雪が降り、紅葉と初雪で登山者も多いのではないかと思っていましたが、雪は降らず登山者もまばらに歩いている程度でした。しかし、最低気温は銀泉台周辺でも5度以下まで下がり始めてきたので、標高1500m以下の紅葉も今後は広範囲に広がりを見せてくると思われます。

写真:赤岳第1花園下部/道々銀泉台線通行期間掲示看板 9/26