雪の影響・・・

現在の層雲峡の積雪深は140cm。昨年は110cmと30cmもの開きがあります。動物達にとっても今年の冬はさぞ大変だったのではと推察します。写真の「エゾモモンガ」の巣穴も、本来3m以上の場所にあるものが、降雪の影響で目線の下にまでなっていました。巣穴の周りには、「エゾクロテン」の無数の足跡・・・。巣穴からは巣材も飛び出していました。エゾモモンガにとっては、このテンも天敵となります。雪の多さで、容易に狙われやすくなっているようです。

写真:エゾモモンガの巣穴 3/20

芽吹きました

まだまだ冬の様相を見せる層雲峡。朝晩もまだ氷点下の世界です。日中でようやくプラス気温の日が出始め、写真の「ネコヤナギ」もようやく芽吹きました。芽吹き始めは意外と早かったのですが、写真のような状態になるまでは時間がかかりました。しかし、一歩ずつですが確実に春に向かっているようです。

写真:ネコヤナギ 3/20

水が流れ始めました

層雲峡の景勝地「銀河流星の滝」の一部が解氷しました。流れ出したのは「流星の滝」。銀河の滝はまだまだ「分厚い」氷のままでした。片方は結氷、もう片方は解氷・・・。中々めずらしい光景に出会えました。

写真:流星の滝 3/14

本日の黒岳

本日の黒岳です。温泉街、黒岳ともに風が強くなっています。週末は、また大荒れの予報となっています。山や森に入られる方は十分に注意が必要です。写真の通り、黒岳は風が強く「雪煙」が舞っています。お天気もよく、視界も良好ですが、この状況では山頂は相当の風が吹いていると予想されます。尚、只今の黒岳七合目の積雪は360cm、昨年の同時期より約40cm多い状況となっています。

写真:黒岳 3/8

彩雲が現れました

早朝、彩雲が見られました。比較的よく見られる現象ですが、太陽の近くを通りかかった雲が彩られる現象で、光が雲に含まれる水滴で回折して生ずるものです。中々簡単には理解できませんが、昔から彩雲が見られると何か良いことがあるとかないとか・・・。本日は早朝センター前温度計で-16℃、現在はぐんぐんと上昇して0℃となっています。このあとは、風が強くなり、雪や雨が降る大変不安定な天候です。路面も雪が解けて「シャーベット状」の所や、濡れてはいますが路面が露出したところもあります。夕方にかけては「ブラックアイスバーン」の可能性大です。ドライバーの皆さん気をつけてくださいね。また、スノーシューで森に入られる方は、木の上に降り積もった雪に要注意です。本日のように日中暖かくなると、至る所で落雪が発生していました。また、山に入られる方も「雪崩」には十分注意して下さい。

写真:彩雲 3/7