黒岳・紅葉情報

黒岳・紅葉情報

 前回情報時(9/2)に「週明けからの低温予報後が目安」と書き込みましたが、
予報が変わり一桁の中間での予報となりました。

 が、さらにこれも予報に反し、黒岳石室周辺では早朝2℃前後の気温で推移し、
結果、黒岳北東斜面からお鉢平展望台周辺に至るまでのウラジロナナカマド等は
色付きが増していました。

 全体的には緑葉から橙色に移行しており、場所によっては見頃のものも出始めました。
真っ赤なウラジロナナカマドも点在しており「紅葉スイッチ」が入ったようです。

 ウラシマツツジも、黒岳山頂からお鉢平展望台周辺に至るまで、
見頃の状態となっています。

 今後は、よほどの高温が続かない限りは、日一日と色付きが増して
見頃期に向かっていくものと推測されます。

写真:黒岳山頂から 雲ノ平周辺 9/7

赤岳・紅葉情報

赤岳・紅葉情報

 赤岳登山道でも紅葉が順調に進んでいます。
写真では判りづらいのですが、第一花園の斜面では、見た目に「紅葉しているな」と思えるくらい色づきが進んできました。

 第二花園では上部のウラジロナナカマドが紅葉してきている一方で、
足元にはアオノツガザクラがいまだに開花しており、多雪地帯ならではの景観が見られます。
 
 第三雪渓では、上部を中心に、写真で見る印象以上に色づきが進んでいます。

 赤岳山頂から小泉平・花の沢源頭にかけては、ウラシマツツジの紅葉が見頃を迎えています。

 花の沢の大雪渓は登山道上から雪が無くなりましたが、板垣新道底部にはまだ長大な雪原が残っており、
表面が硬いスプーンカットになっています。歩行時には転倒に注意してください。

 稜線を吹く風はヒンヤリとした秋風です。防寒体制を整えて秋山を楽しんでください。

写真 第一花園全景 第三雪渓 9/5

緑岳・紅葉情報

松浦岳(緑岳)・白雲小屋紅葉情報

大雪山の稜線はすっかり秋の装いになってきています。

 緑岳の登山道では、第一花畑のウラジロナナカマドの葉が一部赤くなり始めたものもあります。
写真ではすこしわかりづらいですが、通称「タスキの紅葉」と呼ばれる、南沢上部のウラジロナナカマドの群落も色づき始めました(写真上)。

 板垣分岐周辺ではウラシマツツジの紅葉が見頃期に入ってきています(写真下)。
白雲岳避難小屋の今朝の最低気温は2℃ということです。登山の際は防寒対策をじゅうぶんになさってください。

写真 岩塊斜面(南沢)上部 板垣分岐周辺 9/2

黒岳・紅葉情報

黒岳紅葉情報

 予報に反して、今朝の黒岳石室は0℃の気温でした。(白雲岳避難小屋周辺2℃)
この後の予報も毎日ではありませんが、一桁の前半(3~4℃)の予報も出始めました。

 この影響もあり、黒岳山頂からポン黒岳周辺の「ウラシマツツジ」が見頃期に入りました。
深みのある真っ赤なものや、数は多くありませんが、やや橙色と赤が混載した実に美しいウラシマツツジを見ることができます。

 また、黒岳北東斜面からお鉢平周辺の「ウラジロナナカマド」は、
前回情報時(8/27)からはやや色付きが進んでいますが、全体的には「緑葉」で占められています。

 但し、全体的に「緑」の様相から「黄緑」に移行しており
確実に紅葉が進んでいることがわかります。(センターホームページ:定点観測のポン黒岳を参照して下さい)

 尚、紅葉は昨年比「若干早目」に進んでいますが、例年と比べると大差はありません。
週明けからの低温予報後の状況が目安になりそうです。

写真:黒岳山頂 ポン黒岳周辺のウラシマツツジ 9/2

赤岳・紅葉情報

赤岳・小泉岳登山情報

 赤岳登山道では第一花園から第四雪渓にかけてウラジロナナカマドの葉が色づいてきました。
天気予報によると、この先も極端な気温の上昇が見られないことから、1週間から10日ほどで見頃を迎える場所がありそうです。

 平野部ではいまだに夏日を記録しているところもあるようですが、大雪山の稜線では日中でも気温が一桁の日も珍しくありません。
このところ強風傾向も続いており、山へ入る際には防寒対策をじゅうぶんに行ってください。ニット帽・手袋・アウターは必須です。

残雪状況
第一花園:消失
第二花園:ほぼ消失
第三雪渓:消失
第四雪渓:消失


開花状況
登山口周辺: ウメバチソウ・ヤマハハコ↓
第一花園下:タカネトウウチソウ↓
第一花園周辺: タカネトウウチソウ・ミヤマアキノキリンソウ・ハイオトギリ↓
第二花園:アオノツガザクラ・ジムカデ〇 エゾコザクラ・ハクサンボウフウ
奥の平: タカネトウウチソウ・ウメバチソウ↓
第三雪渓: タカネトウウチソウ・ウメバチソウイワギキョウ↓
第四雪渓:タカネトウウチソウ・ハクサンボウフウ・ヨツバシオガマ・エゾウサギギク↓

写真 第一花園全景 第三雪渓 8/30