センター講座が行われました

本日、ビジター講座:大雪山麓を歩く「ニセイノシキオマップ」観察講座が行われました。

往復3.5kmのコースで、終点は完全結氷した迫力満点の滝の真下です。

ニセイノシキオマップ川の源流は、標高1883mの「ニセイカウシュッペ山」~断崖の上手にそびえる山~にあります。

層雲峡主要部となる境界には、ニセイの名が付く3つの川が石狩川に流れ込んでおり、一番上流にある川が「ニセイチャロマップ川」、中流にある川は「ニセイノシキオマップ川」、下流の川は「ニセイケショマップ川」です。

それぞれ名前の意味があります。

 ニセイ(峡谷の)・チャラ(口)・オマ(にある)・プ(もの)

 ニセイ(峡谷の)・ノシキ(の中央)・オマ(にある)・プ(もの)

 ニセイ(峡谷の)・ケシ(の末端)・オマ(にある)・プ(もの)

このニセイの名がつく3つの川は、「チャラ(口)・ノシキ(中央)・ケシ(末端)」となり、層雲峡主要部となる境界の川もアイヌ流でいうと、川下から「下半身」、中流を「胴体」、上流を「頭」と考えることからニセイの付く3つの川全体を人に形容することで表現しています。 

尚、ニセイ(断崖)とは山の状態が断崖ということではなく、国道沿いの「断崖絶壁の柱状節理」をニセイと呼び、その上手にある山という意味です。

写真:ニセイノシキオマップ滝に到着した参加者の皆さん 2/22

エゾシカ残滓

林の中を散策中に、けたたましい数のカラスが・・・。

案の定、エゾシカの残滓に群がっていました。
その残滓に誘われて、写真のオオワシが7羽・オジロワシが2羽・クマタカが1羽飛翔していました。

一昔前までは、このような光景はあまり目にしませんでしたが、このエゾシカに依存する野生動物の生態環境が、今後どう影響していくのか注意深く観察が必要となりそうです。

写真:オオワシ 2/20
  • オオワシ

空が暗くなるほどでした

野鳥の群れに出会いました。

一瞬の出来事でしたので、写真ではわかりずらいですが空が暗くなるほどの大群でした。

その数、おおよそですが数千羽から数万羽と思われます。

群れの野鳥は写真二枚目の「アトリ」とその中に混じって写真三枚目の「ベニヒワ」でした。

写真:アトリ・ベニヒワの大きな群れ 2/20
  • 群れをなしてやってきています。

キレンジャク

今年も「キレンジャク」がやってきています。
飛来確認は12月初旬でした。

昨年・一昨年と比較して、今の所飛来数は少ないですが、年により差があります。

この日は早朝から冷え込んでおり、写真の「ナナカマド」の実もカチカチに凍っているようですが、しきりに啄んでいました。

粘着性の強い糞をすることで有名ですが、種子散布(運搬)鳥とも言われています。

写真:キレンジャク 2/16

流星の滝

ここ数日、早夕を除いては比較的暖かな層雲峡です。
観光名所の銀河流星の滝も、今時期は完全に凍ってしまいますが、写真の流星の滝は半分から上部がまだ水が流れていました。

銀河の滝は凍っていましたので、二本同時に違った景色の滝がご覧いただけます。

写真:流星の滝 2/12