雪が降ってきました

本日は早朝から雨でしたが、昼を過ぎたあたりからポツポツと雪が降り出し、現在は粒の大きめな雪が「しんしん」と降っています。昨日は、今冬一番の冷え込み(早朝センター前温度計で-10℃)、本日は-3℃で風もなく、まったく音もたてずに「シーンと静まりかえった」雪の降り方です。久しぶりに「北海道らしさ」を感じています。あたり一面は真っ白となりましたが、来週も雪が降る日が多くなる予報。そろそろ、初滑りの声も聞こえてきそうです。

写真:周りの樹木にも雪が被りました。小さな「イタドリ」の先にも雪が・・・。3枚目は何が何だか?の写真ですが、粒の大きめの雪が降っています。 11/17

ニホンザリガニ

森の中を散策中に、小さな川がありましたが、その中に写真の「ニホンザリガニ」がいました。約5cm程ありましたので、成体と思われます。体長が4cmになるまでは約3年、繁殖を始めるまでには5年がかかると言われています。繁殖期は春、生まれた子は既に親と同じ形で、しばらくは親につかまって過ごしますが、やがて親から離れて単独生活を始めます。かつては北日本の山地の川に多く生息していましたが(小さい頃はよく目にしていました)、現在は北海道や東北の一部のみに分布している程度になってしまいました。いまや、環境省レッドリスト「絶滅危惧2類vu」に指定されています。(絶滅の危険が増大している種)但し、この日は小さな個体も確認できましたので、まずは一安心です。

写真:ニホンザリガニ 11/15

神様トンボ?

家の中でトンボが・・・。「神様トンボがいる」と大声が・・・。よく見てみると「オツネントンボ」でした。オツネンとは越年、トンボの多くは「ヤゴ」として越冬しますが、このトンボは未熟成虫のまま越冬する大変に生命力の強いしかも数が少ないトンボです。しかし、何故「神様」なのか?昔の人はそう呼んでいたとか・・・。一説によると、北海道には生息していませんが、ハグロ(羽黒~羽が真っ黒です))トンボという種が羽をゆっくりと拡げて、また閉じるときには一気に閉めてしまう様を「手を合わせてお祈りをしている」姿に似ていたとか・・・。子供の頃「神様トンボ」と聞いた記憶がうっすらと思い出されました。このトンボ、体長は30mm~40mm、春になって成熟すると写真の色から眼も体も綺麗なブルーに変わります。このままでは息絶えてしまうと思い、物置の材木の中に放してあげました。

写真:オツネントンボ 11/15

霜が降りました

今朝のセンター前の温度計は-7℃、今秋の最低気温を更新しました。そんな朝、上川町やここ層雲峡一帯で霜が降りました。久しぶりに快晴ということもあり、散策に出かけましたが、手が「かじかんで」シャッターを押す手もぶれぶれになってしまいました。*霜~物の表面が冷やされることで、空気中の水蒸気が固まって針状の氷の結晶として伸びる現象です。風が弱く、晴れの日で気温が5℃以下まで下がった朝に降りることがあります。

写真:霜が付着したヤマモミジの葉とクマ笹 11/11

バクダンきのこ

バクダンきのこ・・・。昔、そう呼びませんでしたか?林の中を散策中に見つけましたが、子供の頃はこれを見つけるとよく「踏んづけて」いました。そうです、中から黄色っぽい煙が出てきてこれがおもしろくて・・・。正式名称は「ホコリタケ」。ほとんど全世界にあるようですが、国内でも公園や山など普通に見られます・・・が、最近はあまり見ることが少なくなってきた気がします。煙が出るなど何ともおもしろい「きのこ」ですが、なんと若い(白い)ものは、食用できるようです。「辛しあえ」「酢の物」「バター焼き」等々。しかし、あくまでも若いものだけのようです。少しでも変色したものは異臭が激しく、食用は無理です。(写真のホコリタケは残念ながら無理です)でも、あまり食べる気にはなりませんね。また、このきのこ薬用としても用いられているようです。ちなみに、喉の痛みや咳などに薬効があるようです。

写真:霜がかかったホコリタケ 11/11