東の方角を見ると・・・

本日は早朝から快晴の黒岳。このような日の早朝は、季節を問わず東の方角に色々な山並みを見ることができます。写真は黒岳九合目から。左端から「雄阿寒岳」「フップシ岳」「雌阿寒岳」そして右端が「阿寒富士」です。今日は残念ながら見えませんでしたが、北の方角には「利尻山」を望むこともできます。しかし、この利尻山、黒岳から直線距離にして約200km、よほどの条件が良いときではないと見ることができません。

写真:黒岳九合目から 6/13

シーズンイン!

やはりこの声を聞くとシーズンが「始まったな」と感じます。写真は「ノゴマ」。とても複雑な鳴き声ですが、今日も山に響き渡っていました。また、この日は偶然にも「エゾユキウサギ」に出会いました。毛変わりの最中のようで、白と茶のまだら模様になっていました。

写真:ノゴマ/エゾユキウサギ 6/13

チシマザクラが開花しました

黒岳五合目「高松展望台」付近で「チシマザクラ」が見頃を迎えています。開花は6/9、昨年は5/29、約半月遅れでの開花となりました。残雪の黒岳をバックにサクラ・・・。なんとも幻想的な風景です。この時期の雪とサクラ、一見の価値があります!

写真:チシマザクラ(後方は残雪の黒岳) 6/13

黒岳七合目~九合目

確実に融けてはきていますが・・・。でも、まだまだ残雪の多い黒岳東斜面です。七合目から九合目上部までは、全面雪の中です。前回の情報時から、八合目の標柱が約70cm露出しました。前回は8日、わずか一週間足らずで相当の融雪が進んでいるようです。九合目からは、断続的に登山道が露出していますが、全般的には雪の中という表現があたっているかもしれません。頂上直下の融雪も進んでいますが、至るまではまだまだ気の抜けない斜面です。尚、そろそろ九合目から上部は「スノーシュー」での登頂は難しくなってきています。(場所によっては有効ですが・・・)つぼ足での登頂は可能ですが、天候状況をよく判断され、十分な装備(アイゼン・ストック・スパッツ等)で上下山して下さい。

写真:七合目~九合目 6/13

高山植物開花情報

まだまだ残雪が多いですが、高山植物も雪融け部から色々と咲き出してきています。新たに開花したものは、九合目付近:「エゾイワハタザオ」「エゾコザクラ」、頂上付近~ポン黒:「メアカンキンバイ」「イワウメ」「ミヤマキンバイ」などです。

写真:エゾコザクラ 黒岳九合目付近 6/13