寒い朝でした

体は勿論のこと、手・足・顔・・・
痛いぐらいの寒さでした。

しかし、このような日は、とても綺麗な着氷現象が見られます。

至る場所で写真の光景・・・
寒さも忘れていつまでも見ていたいほどです。

写真の着氷現象は、冷却された細かい水滴が木の枝などに付着し、すぐさま凍ってできた何とも「もろい」白色の氷、「霧氷」です。

辺りは、弱い風を受けた影響で、このもろい氷が散乱しており、この光景も中々美しいものでした。

写真:霧氷 12/19

野鳥も大忙しです

先日もアップしましたが、ナナカマドの実がまだまだたくさん付いています。

これを目当てに、さまざまな野鳥がやってきています。道路沿いにあるナナカマドの下などは、野鳥がついばんで落とした実が散乱しており、白い雪に真っ赤な跡が点々と・・・。

写真は「シメ」、他にも大量のヒレンジャク・キレンジャクやツグミなどが交代で食べにきています。

年中楽しむことができる「野鳥観察」。
この時期は外に出ることが少なくなりますが、双眼鏡片手にいかがでしょうか?

写真:ナナカマドの実をついばむシメ 12/18

ビジター観察講座が行われました

今回の講座は「大雪山麓を歩く・石狩川原生林」。
層雲峡陸万の国立公園入り口付近に広がる石狩川沿いから、巨木が多く見られる場所での観察会です。

国道39号線からも見ることが出来ますが、少し奥に入ると景観が一変、壮大な森が広がります。

当日は、入り口付近は風が強く吹雪模様でしたが、原生林の中は風も弱く新雪が降り積もり、快適なスノーシュー散策でした。

この風が弱まる環境がカツラ・ヤチダモ・ウダイカンバ・ドロノキ・トドマツ・エゾマツなどの巨木を育みました。

昭和29年の洞爺丸台風の強風が層雲峡を吹きぬけ、大量の樹木をなぎ倒しましたが、今回のこの場所は被害が少なかったのです。

地形や風が樹木に与える影響を目の当たりにした観察講座でした。

ちなみに、ここ層雲峡では数日前から大量の雪が降っています。この日だけでは何と45cm、スノーシューもまだ油断は禁物ですが、そろそろ出番が来たようです。

写真:原生林に向かう参加者の皆様 12/15

連日の大雪です

今年の層雲峡は現在のところ小雪の様相ですが、しかし2日間にわたり合計60cm弱の降雪がありました。

但し、スノーシューで歩くには、まだまだ雪が足りず、笹に足をとられ思うように歩けません・・・。

この降雪で一息つけそうな感もありますが、あまりたくさんの雪は困りますが、もう少しほしいところです。

写真:エゾシカの体にも雪が被って・・・ 12/14

稀に見ることができます

観察難易度も高く、稀に見られる野鳥「ハギマシコ」です。

悪天候のため、写真がはっきりしませんが、スズメ目アトリ科で、大きさはスズメよりやや小さめの鳥です。

鳴き声は「ビービー チッチッ」などと鳴きますが、群れで行動するため中々鳴き声では判断しづらいです。

冬鳥ですが、大雪山系では夏の観察例もあり、繁殖の可能性もあるようです。

食性は植物食で、主に種子を地表で採食します。
この日は、悪天候にもかかわらず30羽前後の小群で飛び回っていました。

写真:ハギマシコ 層雲峡 12/8