赤岳・紅葉情報

赤岳登山情報

 白雲岳避難小屋で最低気温が2℃まで下がった今朝は、稜線を吹く風はすでに秋の冷たさでした。
平野部ではまだ残暑が続いている八月下旬ですが、山の上では季節が一歩も二歩も先に進んでいます。

 登りで汗をかいた体が、稜線を吹く風で冷やされ、そのぶん余分に体力を消耗する時期でもあります。
防寒具や行動食をじゅうぶんに持ち、余裕のある山行をなさってください。

 八月も下旬になると気になるのは紅葉の行方です。
写真では判りづらいのですが、登山口から第一花園を最初に遠望できるポイントからは、
ウラジロナナカマドの葉の色が何となく変わってきているように見えます(写真①)。

 今の状況から見頃がいつ頃かを予想するのは難しいですが、
目を離せない時期になってきているのは確かです。

高山植物の開花はほぼ終わり、残雪が多く雪解けの遅かった場所で花が楽しめる程度です(写真②)。

写真 ①赤岳第一花園全景 ②赤岳第二花園上部 8/22