緑岳では紅葉の色づきのピークが高山帯から山腹へと下降してきています。
稜線ではウラシマツツジの紅葉がピークを過ぎ、黒ずんだ葉が多くなってきました。ヤナギ類の黄色はようやく色づいて来ましたが、白雲小屋周辺のウラジロナナカマドは褐色の葉が目立ちます。
「タスキの紅葉」と呼ばれる南沢のウラジロナナカマド群落では、褐色の葉が目立ち、すでに落葉が始まっている株も多いようです。(写真右)
一方で、標高1500~1600m付近の第一・第二花畑では、ウラジロナナカマドの紅葉が見頃期に入りました。足元のチングルマも色づいていますが、黒ずんでいたり、枯れ始めた株も多くなってきました。(写真左)
樹林帯ではナナカマドが色づき始めました。これからは気温の低下とともに、ダケカンバやミネカエデなどの黄葉が広がって来そうです。
写真 緑岳第一花畑 緑岳南沢「タスキの紅葉」 9月11日