黒岳北東斜面

黒岳残雪情報及び開花情報

 5月初旬の黒岳七合目の積雪量が約400㎝、昨年同日で330㎝と
昨年対比では随分と多い量となっていました。が、6月中旬北海道では異常な暑さとなり
平地では30℃を超える場所もありました。この気温が山岳地帯にも影響があり
黒岳に関しては一気に雪どけが進んだものと思われます。
(現在のところ昨年並みに推移しています)

 但し、登り始めから8合目周辺までは断続的に雪が残っています。(以降、頂上直下に約2mの雪渓のみ)
滑落するほどの状況ではありませんが、下りは転倒等に十分な注意が必要です。

 お花は九合目周辺から花数や種類も増えつつありますが、特に「ウコンウツギ」が
部分的に開花しており数日の内には満開になりそうな様相です。

 また、写真の通り「雲ノ平周辺」では「キバナシャクナゲ」が見頃を迎えています。
チングルマも部分的に小群落となってきています。

*赤石川は雪が落ち川が見えており「蛇カゴ」も露出しています。
*北鎮岳分岐下雪渓は相変わらず急斜面に雪が付いています。

装備を万全に安全な山行をお願い致します。

写真:黒岳七合目周辺 雲ノ平周辺 7/3