黒岳より

黒岳の上りでは汗ばむほどでしたが、山頂から稜線の風はかなり冷たく、歩いているだけではもう暖まらないのでしっかりとした防寒着が必要です。晴れの日が続いていても、登山道は解けた霜柱でぬかるみあり、泥が靴にこびりついて石の上など滑りやすくなっているので、ご注意下さい。
少し時間があったので雲ノ平のアースハンモックの辺りまで行ってみました。イワウメの赤紫色やスゲの黄茶色…雲ノ平も全体には前回とあまり違っては見えなかった。
チングルマの朽ちた葉のしっとりとした、でも濃い焦げ茶色とキバナシャクナゲの緑色のコントラストが好きなのですが、さすがにチングルマの葉は枯れてくしゃっと茶白っぽく、カサカサになっていました。
雲ノ平も日陰にはまだ霜柱も残っていて、解けたあとのぬかるみも多く、こういう時に歩く事が登山道侵食の一因にもなるのかなと反省しつつ引き上げました。早く白い雪に覆われたらいいのになぁ。
写真:黒岳山頂下より屏風岳(中央三角の山)方向。