シマリスの冬支度

2006年9月29日(その2)

 雪の中からボコッと。「?」
 顔を出したのはエゾシマリスでした。まだこどものようです。せっせと枯れ草を雪下の巣穴に運搬中。冬眠の準備です。枯れ草はシマリスの布団。エゾシマリスは一年のうち10月~4月の約半年を寝て暮らします。でもときどき起きて、ごはんを食べ、トイレも済ませます。今日のちびっこシマリスは巣材のほかにハイマツの実も運んでいました。冬のあいだの大切な食糧です。
 いくら寝て過ごすといっても場所は大雪山。こんなに頼りなげなのに凄技です。

 写真:エゾシマリス(雲ノ平・9/29撮影)