黒岳の山開き

 今日は黒岳の山開きです。昨日まで降り続いていた長雨の景色とは打って変わって登山日和の快晴。早朝から日差しも強く、ちょっと眩し過ぎるぐらいです。けれども、生育期間の限られた高山の植物にとっては待ちに待った太陽の光です。
 8合目から9合目の登山道沿いでは、少しずつ少しずつ小さな花たちが咲き始め、まだ雪の残る山頂直下ではエゾノハクサンイチゲが谷間を見下ろすように咲いています。この白い花を見ると登山の季節が始まるのだなあと毎年のように思うのです。
 写真:エゾノハクサンイチゲ(黒岳9合目)
 
 【登山道の様子】早朝からのカンカン照りと20℃を越す気温に雪渓から雪解け水が流れ、道はドロンコ状態。足元装備万全に。8合目までは雪渓多し。8合目から山頂は残雪少ないが雪解け水で歩きづらく滑りやすいので注意。

 【黒岳開花状況】
(山頂)イワウメ、メアカンキンバイ、ミヤマキンバイ、エゾコザクラ、ミネズオウ/(9合目)エゾノハクサンイチゲ、キバナノコマノツメ、ジンヨウキスミレ、エゾイワハタザオ