季節はずれの。

 朝、寝ぼけまなこの枕元にカサコソ歩くカメムシと目が合いました。「クサイ臭い攻撃」をされないように丁重に指ではじき、顔を上げれば小さな蛾がハタハタと鱗粉をばらまいていました。そうか、もう啓蟄も過ぎたんだなあと春を感じた朝。
 紅葉谷に季節はずれのセミの抜け殻がありました。夏から一冬越えてしがみ付いていた相当粘り強い抜け殻です。