小屋閉め

 7月、丸々と太っていた北鎮岳の白鳥・千鳥の雪形はとうに消え、跡には植物も生えず荒涼とした山肌が剥き出しになっています。その移り変わっていく姿を毎日見てきた石室も、今日の宿泊客を最後に今シーズンの営業を終え、明日からは無人の避難小屋として登山者を迎えます。
 6月初め、屋根しか見えない石室を掘り出すことから始まった小屋開け。それから3ヶ月と少し。今朝も7合目から山頂までは霜柱の道。秋晴れの寒空の下、石室の屋根には毛布と茣蓙がいっぱいに干されていました。

(*石室トイレは10月2日閉鎖)
 黒岳の紅葉は5合目まで下りて来ました。リフト周辺見頃です。

 写真:小屋閉め準備をする黒岳石室(9/24)