くもの知らせ

 秋の高い空に浮かんだ美しくも怪しげな雲はやはり天気の変化を告げていました。今日の層雲峡は雨が降ったり止んだり。風に裏返る葉っぱがわさわさと揺れています。山頂はいっそう激しい風雨に見舞われていることは容易に想像できます。
 これからは一日一日と紅葉が進み、初氷そしてやがては初雪の便りも届くでしょう。山の天気は変わりやすく、登山の際は十分な装備に加えて天気を知ることが必要不可欠。特に低気圧が接近するときなどは様々な雲が現れ、雲の流れ方や形の変化、風、湿度などで今後の天気をある程度予測することが出来ます。このように自然の出来事から天気を読むことを観天望気といいます。

 お天気ことわざ~大雪山の巻
 「朝方露のあるときは天気よく、無い時は曇または雨」
 「旭岳の噴煙が北西になびいている時は晴れ」

 写真:烏帽子岳の上に現れた巻雲(9/2)
    (紅葉はウラシマウツツジ)