白雲岳と湖

 今年の大雪山の雪解けは、昨年に比べると2週間ほど遅れています(24日現在)。この季節、白雲岳の旧火口底に一時的に現れる湖も、まだ雪解け水が少なく半分くらいの大きさで、周りの地面も大半が雪で覆われていました。昨年同日の白雲岳のようすが「山だよりバックナンバー」(2006年5月25日掲載)からご覧いただけますので、ぜひアクセスしてみてください。雪解けの違いがわかり面白いと思います。
 黒岳も昨年同日はもう9合目標識の頭が出ていたのに、今年はまだ出ていません。ただ、言葉を重ねるようですが、雪解けのスピードはこれからの気温に強く左右されます。遅いと思っていたのに後半一気にすすんだりと、じつに予測泣かせでもあります(じつは昨年の黒岳がそうでした)。
 
 **昨日の装備**
 黒岳9合目付近は、急斜面に加え、アイスバーンに新雪が乗っている状態で非常に滑りやすくなっていました。今回はプラスチックブーツで蹴りながら登る状態。ピッケル持参です。今後、解けて凍ってを繰り返しながら斜面はどんどん固くなっていきます。滑落注意です。

 写真:白雲岳火口底(5/24)
    湖半分できました