層雲峡はここ数日、平野部からでも山全体が見通せるほど安定した好天が続いています。そんな中、黒岳5合目周辺の針葉樹の森を歩いていると、雪面にたくさんの動物たちの足跡が残されていました。場所によっては3㍍四方の狭い間隔の中にエゾクロテン、ユキウサギ、キタキツネなど、確認できるだけで5種類以上の動物の足跡が重なるように雪面に残されていました。風が強く、悪天候が多い高山帯では動物たちも、この好天の間に、たくさんの食糧を確保しようと追いつ追われつの関係が昼夜を問わず続けられているのが、この足跡からも想像することができました。
写真:ギンザンマシコ♂
写真:ギンザンマシコ♂