紅い黒岳


 霧にまかれる。
 それでも粘って、雨粒の隙間から睨むように見た稜線には紅や橙のパッチワークが広がっていました。9合目から山頂部にかけては紅葉も今が見頃です。これからさらに色づきは進むでしょう。ただそれは自然の領域。順調と思ったら急に暖かくなったり、そろそろピークという頃に雪や霜にやられたり。これまで何度もそんな光景を目の当たりにしてきたのですから、疑い深くなるのも仕方がないことかもしれません。
 さて、これから通過するという寒気、これが吉と出るか凶と出るか?

写真:黒岳山頂より望む赤石川より斜面
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