コウライテンナンショウ


 子供の頃は、親しみを込めて‘蛇の花’と呼んでいました。
 ヌゥ~っと鎌首を持ち上げたようなその姿は、林床の薄暗さも手伝ってかなり怪しいカンジ。いったいどこが花なのかよくわからないところや、頭の縦縞と偽茎の斑模様なんかも、好奇心をくすぐる存在だったわけです。
 そして自分にとってこの植物が再び脚光を浴びるようになったのは、栄養状態によって性転換を成し遂げるという衝撃的な事実を知ってから。そう、球根が太ると雌株に、やせると雄株になってしまうのです。
 センターの裏にも、こそっとコウライテンナンショウが育っています。まだまだ小さな雄株です。転換する日が楽しみです。

 写真:コウライテンナンショウ 6/13