黒岳


 「今年は雪どうなの?」「花は例年より早いかなあ?」シーズンを前に、皆様からの問い合わせも増えて参りました。異常気象とかいろいろ言われる昨今、ますます山も読みづらく悩ましい限りであります。
 今のところ雪解けは順調です。7合目では毎日5cmずつ雪解けが進み現在は165cmに。9合目付近は標柱は全露出、標柱付近の登山道淵も一部出てきました(ほんの7mくらいですが)。山頂直下も、つづら折の登山道の1カーブ分が出ています。9合目は例年より雪解けが少し早いようです。雪層が薄くなり、マンホールのような丸い穴がいくつか出来ていました(地熱あるいは、雪解け水の流れによるものか)。ただ、マネキ岩付近の急斜面は雪が締まり、滑落の危険あり。しばらくは油断できません。
 黒岳中腹部や山頂石室周辺の積雪はおおよそ例年並で、石室は建物の半分くらいまでが埋雪。裏の冬期入り口は露出しているので、利用の際は掘り出す心配はなくなりました。
 写真:黒岳石室/(左)北鎮岳・(右)凌雲岳
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