キレンジャク

久々の晴れ間に、朝から森歩きをしていると久しぶりに聞く小さな鈴のような「チリリリ」という鳴き声。周辺の樹木を見渡すとドロノキの枝にキレンジャクの群れが止まっていました。群れの数を数えてみると23羽で、すべて尾の先端が黄色いキレンジャクでした。キレンジャクは赤い実をつけたヤドリギを啄み、休息を繰り返すこと30分。実を食べ尽くすと23羽の群れは一斉に飛び立ち、あの小さな鈴のような鳴き声とともに遠くへ離れていってしまいました。
 層雲峡周辺では4月下旬ぐらいまでキレンジャクの姿が見られますが、その後は北上して繁殖地に向かうようです。

写真:ヤドリギの実を啄むキレンジャク 4/3