雨と地吹雪

バシャバシャと屋根を打ち付ける雨の音で目を覚ましたのは夢などではなく、昨日の朝方のことでした。とうとう雨が降るようになったかとまどろんでいればもう朝の5時。その頃には雨は雪へと変わり、起き出す頃にはまたいつもどおりの雪化粧の朝。本当に雨が降ったのかしらとついつい疑り深くなってしまいます。
 さて、この時期に降る雨は「催花雨」と呼ばれ、植物に開花を促し、菜種梅雨ともいわれます。もっとも、本州では菜の花が咲き出す頃でも、北海道ではまだまだ先のこと。今朝はこの冬でも指折りの地吹雪に見舞われ、グオ~と大気が咆哮する様に春もおののき、さっさと隠れてしまいました。

写真:雪化粧の朝(3/14)