本日、ビジターセンター観察講座「湿原トレッキング・浮島湿原」が行われました。この湿原は、標高870mの台地上に形成された、周囲3km、面積22haの山地高層湿原で、大小70個余りの池塘があります。湿原名の由来でもある浮島は、大人3~4人が乗っても沈まないような大きなものもあり、その成り立ちは沼の中に張り出していた土手が「ちぎられた」ものや湖底の泥炭層が浮き上がったもの、中島だったものの根元が次第に細くなり分離して浮島になったものなどが沼に浮遊して混在しています。資料として、前日に撮影した写真を元に説明を開始すると、何と島の位置がまったく違っていました。(元の場所は写真に赤く入れてあるものです)雪の舞い散る寒い日でしたが、参加された皆さんは納得の表情を浮かべつつ、無事に終了致しました。四季を通してさまざまな姿を見せてくれる「浮島湿原」。是非皆さんも一度行かれることをオススメします。* 駐車場から湿原入り口~約30分 湿原一周~約1時間 往復約5kのコースです。
写真:浮島湿原 10/2
写真:浮島湿原 10/2