赤岳観光道路が6月16日に開通しましたので、山の状況を見に赤岳まで登ってきました。雨が降ってもおかしくない天気でしたが、銀泉台の駐車場には早朝から10台ほどの車が止まっていました。よく見るとブーツを履きスキー板を担いでいる方がほとんどでした。スキーヤーが多いのも裏づけるほど銀泉台には多くの雪が残っており、第一花園はスキーヤーの為のゲレンデ状態となっていました。しかし、スキーヤーにとっては良くても、登山者にはこの雪の多さは致命傷と言えるでしょう。なぜなら、この時期の第一花園は山岳ガイドも嫌がる急斜面の硬い雪渓が400m以上も続き、万一滑落しようものなら500m下の林道まで滑り落ちてしまいかねない難所となっているからです。そして今シーズンも、この硬い急斜面の雪渓は登山者の行く手を阻む事でしょう。
写真:第一花園看板付近 赤岳 6/18
写真:第一花園看板付近 赤岳 6/18