緑岳通信

6月6日に高原温泉線が開通したので、さっそく登山道の様子を見に行ってきました。高原山荘裏手の登山口から入るとすぐに斜面は雪で覆われ、時々木の枝につけられているピンクのマーカーを見つけながら、樹林帯のルートファインディングになります。ルートを熟知した人でないと、登山道を正確にトレースするのは無理でしょう。見晴し台付近で一部夏道が出ていますが、急斜面上部でまた雪面になり、第一花畑からエイコノ沢ガレ場までは一面の大雪原が広がります(写真参照)。ハイマツ帯に入ると、すぐに雪はなくなり、岩塊斜面から山頂までは完全に夏道が出ています。林道は開通したものの、山はまだまだエキスパートの世界です。

写真:緑岳第一花畑付近 6/8