この光景も春の風物詩の一つです。とは言っても、なかなかグロテスクな光景です・・・。産卵期は雪解け後のため、場所によって若干の違いはありますが4月から5月といったところでしょう。一匹で全て産むわけではなく、数匹で産んで上に重ねていきます。産み付けられた卵は、孵化するとご存知の「オタマジャクシ」になりますが、成長したオタマジャクシは7月頃になると変態を始め、足・手がでてしっぽがなくなります。最近はカエルもなかなか目にしなくなったかもしれません。生息地の減少や希少種の捕獲など要因はたくさんあることでしょう。カエル達の「大合唱」がいつまでも聞かれるように、水辺の環境を大切にしなければなりません。
写真:エゾアカガエルの卵 層雲峡 4/26
写真:エゾアカガエルの卵 層雲峡 4/26