林の中で「コウライテンナンショウ」の果実を見つけました。鮮やかな赤のため、薄暗い林内でもはっきりとわかります。コウライテンナンショウ(高麗天南星)は、サトイモ科で茎の高さが約50cmになる多年草で、ときには大群落を作って生育します。最大の特徴は「茎」。まだら模様で「蛇のウロコ」に似ています。果実は写真の通り、トウモロコシのような形状で、種子の散布は鳥類に摂食されるか、その場に倒れることによって行われます。あまりにも「重そう」なので、鳥達に手伝ってもらわなくても確実に倒れて散布できそうです。
写真:コウライテンナンショウ果実 上川公園 11/6
写真:コウライテンナンショウ果実 上川公園 11/6