遅れに遅れた今年の紅葉、8月から9月下旬まで続いた「暑さ」の影響で、標高の高い部所では「ウラジロナナカマド」の葉が紅葉する前に落葉したりと、赤が弱い傾向で推移しました。が・・・、ここにきて気温の低下とともに色付きも次第に増し「今が見頃」の場所も出てきています。しかし、既に10月・・・。いつ雪が降ってもおかしくない時期、紅葉が良い色付きとなっていますが、油断は禁物です。黒岳等では、トイレが閉鎖する時期となったり避難小屋の管理人が不在の場所、パトロールが終了する時期等々、これからはさらに自己責任での山行となります。防寒対策も含めて、装備は万全に安全な山行をお願いします。決して無理な山行計画を立てたり、行動は避けて下さい。くどいようですが、夏山感覚での登頂や服装では、これからの時期はかなりのリスクがあります。今週後半には雪になりそうな予報が出ています。果たして降るのかは微妙ですが、過去のデータを見ると1994年に10/6初雪という記録がありますが、これを超えると最も遅い記録となりそうです。三連休で紅葉見物を予定されている皆様は、十分に気をつけて山に入って下さい。
写真:エゾライチョウ雌 黒岳五合目にて 10/3
写真:エゾライチョウ雌 黒岳五合目にて 10/3