キツネの親子

キツネの親子が森の中から出てきました。姿を見せたのは、母ギツネと仔ギツネ4匹、お父さんキツネは森の高い場所から「監視」をしていました。仔ギツネだけでじゃれあって遊んでいましたが、そこに母ギツネが現れ、一匹ずつ丁寧になめてあげていました。この仔ギツネは生後約1ヶ月ほど経過していると思われますが、狩りの練習が済んでいるのか、4匹ともにジャンプをしながら獲物を捕らえる仕草をしていました。近づくとやはりそこは野生、すぐに逃げてしまいますが、こちらの動きも雄親は目を離さずみているようで、「ハン」という甲高い声を雄親が出すと、雌親と仔ギツネは一目散に森の中へ退散していきました。秋にはこの仔ギツネも独立して単独で狩りをしなければなりませんが、それまでにたくさん食べて大きくなって厳しい冬を乗り越えて欲しいものです。

写真:仔ギツネ 5/23